#メモ -天気の子とボク達。

# 映画「天気の子」で感じたちょっとした寂しさと、その先について_

まず作品としては新海作品の中でも特に良いモノだという大前提で。ただ、その中で感じた事(あくまで超個人的なコト)。
前作「君の名は。」で、何となくは感じていた事だが、ついにボク達は新海作品のマトから外れる時が来たんだなという寂しさと、ちょっとした先が見えた気持ち。
映画として、もちろん全年代、層に楽しめる作品になっているのだが、特にその中で重要な位置にいたのが10代、20代の若い方々。実際、君の名は。のヒットは彼ら抜きでは起こり得なかった社会現象であり、彼らが主役だった。SNSの時代に流行りを作るも乗るも中心はココだ。当然、今作もそこを狙うのは当たり前の事。
今までの新海誠という監督は良くも悪くもボク達にスポットを当ててくれていた。それ故、万人ウケは厳しい事も事実だった。そして唯一無二の作品だった。

何故今回、今作でこのような事を感じるのか。多分、内容とフォローだろうと。
まず内容の輝き度。主人公・帆高の真っ直ぐなまでな純粋な気持ち、きっと彼には周りや世界なんてどうでもよくて自分のキモチそのものが世界になっている人物。その中心にいるのが陽菜。もはや青春の暴走ていうものを見せられた。それは眩し過ぎるもので、悪い意味では無く今までの主人公に出来た共感は薄かった(それ故か、恐らく須賀サイドに共感の矢を向けた人は多いのでは?)。
きっとボク達が持っていないものであって、忘れたものなんだと。

もうひとつはフォロー。前作君の名は。の時は音楽をRADWIMPSが初めて担当した為、それまでの作品を知っている人は違和感を覚えたはずだ(結果的に大ヒットは音楽の影響大でした)。また夏の大規模上映等、今までとは違う環境に監督は自らのHPに追記というかたちでボク達へのフォローをしてくれた。詳細は監督のHPの追記にて。

劇場長編アニメーション『君の名は。』

初めて見た新海作品が雲の向こう約束の場所でした、そこからだだハマりし何年経ったんでしょうか。 今までの新海作品は全部見ています。 ふと無性に秒速やら言の葉が見たくなり見ることが多々あります。 背景作画はもちろん新海作品全体のテーマとも言える「時間」が妙に自分の好きな感覚とマッチしていてとても好きです。 おそらく一生新海作品を見続けると思います。 これからも応援しています。 2015年12月11日 1:48 AM | ふぇざー先生の作品に出会って以来、アニメを(背景を含む作画や音楽、スタッフロールにしっかり集中力を割くといった意味でいいのなら)真面目に観るようになりました。言の葉の庭のような、感情と背景が同化したかのような表現は—拙い表現ですが、好きで堪りません…!『過去作のモチーフも盛り込まれている』という点も併せて、新作を心待ちにしております。 (今から復習しておかねば) 2015年12月11日 1:50 AM | WadohPV拝見しました!来年の夏が待ち遠しいです! 監督の過去作品のモチーフが盛り込まれているとのことで、 君の名は。→過去作見直し→君の名は。と何回も楽しめそうです(笑) 2015年12月11日 1:51 AM | マークエルフついに雲の上にも届く力を持たれた新海さん。 物語の2人がどのような目覚めを迎えるのかただただ期待感を胸に待つのみですが、 新海さんの目覚めがとても素晴らしいものであるだろう事を信じております。 2015年12月11日 2:02 AM | 佐々木真也言の葉の庭を友達に勧められて見て以来新海誠さんのファンになりました。 CMで時々流れる新海誠さんのアニメとか見ると食い入るように見てます。 他の作品も全部見ましたがやはり見惚れるものがありました。 君の名は。とても楽しみにしています。 これからもおうえんしていまさ。 2015年12月11日 2:10 AM | みーる新海さんの創る作品がどんどん大きくなり、多くの人に知ってもらえるのがとてもうれしいです。いつか、一緒にお仕事したいです。 2015年12月11日 2:18 AM | 美有「君の名は。」ついに発表されましたね。 Twitterにて制作の様子を見守っておりました。ようやく詳細が知れたので、今からドキドキしています。 新海誠監督の作品を初めて見たのは「星を追う子

Other voices -遠い声-

それともうひとつのフォロー。
2016.08.26「君の名は。」公開初日舞台挨拶より。
平日の朝の舞台挨拶。今までの新海作品が好きな「層」が集まっていた。もちろん、この時はいくらファンでも、後々の興収が250億円に届く作品になるとは思ってもいなかった。
この時の監督が言った「今ここにいる皆さんに一番に観て欲しかった」という言葉。どんな人達が来ているのかを知っているからこその挨拶だった。それはボク達に向けてくれていた。

フォローが無かった事、作品の内容を踏まえて、ひとつのさよならが来たと知った。
今までは、勝手ながら身近な人とも感じていた。それが今では日本を代表するアニメーション監督に。メディアではジブリと比べられるレベルにまで到達した。
次回作も10代、20代向けの作品になると思うが、ボク達はそれを受け入れ、観に行く事が最良の行動だと考えます。
それは寂しさでもあり、祝福でもあると!

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Twitter@takekita6

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